昨日は、島根県議会中山間地域・離島調査特別委員会の県内調査のため、浜田市三隅町井野にある「みのり会館」において、「（有）三隅町農業支援センタ－みらいの取り組みについて」説明を受けました。
　この「（有）三隅町農業支援センタ－みらい」は、平成１６年に、耕作放棄地の発生を防止するため、ＪＡいわみ中央、浜田市、地元が出資する第３セクター方式の有限会社として浜田市三隅町に設立されたもので、井野地区の各集落にわたる広域サポート経営体として、担い手不足の集落の作業受託や売れる米づくり等に取り組んでおられますが、昨日は、「（有）三隅町農業支援センタ－みらい」の取り組み及び経営状況や課題等について、取締役に皆さんから説明を受けた後、意見交換を行いました。
　その中で、経営については、現在行っている育苗センター、ライスセンター、農業経営や受託農作業などの業務部門のうち、農業経営の営業利益は赤字であるが、各補助金により何とか経常利益が黒字となっていること、また、課題については、地区の高齢率が非常に高いため、今後の世代交代をどのようにしていくのか、米の価格下落の問題や有害鳥獣対策等について説明が行われましたが、それらは正に中山間地域の農業が抱えている問題そのものであるため、次期の中山間地域振興計画にしっかりとした対策が盛り込まれるよう、今後も努力していきたいと思っているところです。
　尚、写真は、昨日、「（有）三隅町農業支援センタ－みらいの取り組みについて」説明が行われた浜田市三隅町井野の「みのり会館」、及びそこから見た風景です。